• テキストサイズ

【NARUTO】水神姫は月夜に笑う【長編】

第3章 葛藤



その後、商店街に待たせていたシカマルが
路地裏に現れ、
大泣きするマイを抱きしめるアスマに

「紅先生に…言ってやろう」

と、おちょくるのだった。




――――……




アスマはシカマルを、
マイは、イルカ先生と一楽に行っていた
ナルトを迎えに行き、家まで送り届けると

その足で、火影邸へと向かった。



「失礼します」

アスマが扉を開け、中に入ると
どこか呆れ顔の火影が座っていた。

「商店街にて、女性に被害を加えようとしていた
忍3人につきましては、イビキが今、事情を聞いております」

方膝をつき、火影に報告をするアスマ。

表向きは、絡まれたマイをアスマが助けた…
という事で処理された。

「うむ。ご苦労じゃったな……ところでだ。
お前はどこまで知っておる…?」

席をたつと、アスマをじっと見据え
真剣な面持ちで火影は問う。

すると、それまで静かに隣に立っていたマイは
突然土下座をし


『う~…、どうせ水晶で見てたんでしょ??
ひー爺様ごめーん!!!私が悪いのです!ごめんなさい!!!』

と、今までの重い空気はどこへやら……。

その様子に、火影もハァとため息を漏らし、
アスマは「ひー爺様!?」と呆気に取られていた。


ゴホンと一つ咳払いをすると、火影は改めてアスマに向き合い

「これは、かなりの機密事項じゃ…。分かっておるな?」

と、念押しするように告げる。


アスマは火影をまっすぐ見つめると小さく頷く。
火影はマイに視線を移し、マイも頷くのを確認すると、静かに語り始めた。



――――……
/ 149ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp