• テキストサイズ

【NARUTO】水神姫は月夜に笑う【長編】

第3章 葛藤



何事もなかったかのように、受付業務をこなしていると
あわただしく駆けて回る見知った人物が目に入り
声をかけた。

『ん?イルカ先生!』

呼ばれた方を振り向き、
声をかけたのがマイと気づいたイルカは、
少し顔を赤らめ小走りでかけてきた。

「あ…きょ、今日の受付は
マイさんだったんですね」

恥ずかしそうに鼻の傷を指でかきながら
うみのイルカ は声をかけた。
イルカは中忍であり、アカデミーで教師をしている。
ナルトの担任であることから、顔見知りの存在であった。

『はい。そうなんです。
それよりも、なんだかすごく慌てて
いらっしゃいましたが、どうかされました?』

ハッとした表情を浮かべ、
イルカはマイに問い返した。

「そ、そうでした!
あの、ナルトの奴みかけませんでしたか?
アイツ授業中なのに、いきなり抜け出して…」

マイはふと、窓に目をやると
イルカが話しているにも関わらず、お腹を抱えてクスクスと笑い出した。
/ 149ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp