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【NARUTO】水神姫は月夜に笑う【長編】

第12章 中忍試験開始!!



第二次試験会場…通称「死の森」

その名の通り、迂闊に足を踏み入れると死ぬ事となる危険な森である。
忍の訓練で使用する以外、人の出入りがないことから、虫達や小さな生き物達は、巨大に進化したり、猛毒や捕食能力を手に入れた危険な生き物がはびこっている。
村人達が近寄ることの出来ないよう、普段は巨大なフェンスに囲まれ、入り口には頑丈に鍵がされている。

第一次試験を通過した78名の受験生達は、特別上忍のみたらしアンコに連れられて、入り口前に集結していた。

すぐ近くの木の上部に暗部服に身を包んだマイは、気配を消し様子を伺っていた。


(…ナルト居た。良かった…無事通過出来たのね)


通常、暗部は中忍試験に警護として要請されない。元暗部、暗部を兼任する特別上忍が試験を運営し警護しているからだ。
しかし、今回はマイ自ら火影に懇願し、ナルトの監視及びサスケの監視ということで、特別に許可がおりたのだった。
波の国の戦闘において、九尾のチャクラが漏れ出した事、サスケのイタチへの復讐心の強さ、写輪眼の開眼ということもあり、火影も承諾したようだ。


(今年のルーキーみんな残ってるなんて…見に来て良かった♪)



ただ単に見たかった…という所も否めないのも確かであった。






暢気に眺めていたマイだったが、突如全身に寒気が走った。
アンコにつっかかっていったナルト…ではなく、アンコの投げたクナイを音もなくアンコの背後から返しに近づいてきた女に。
ただの受験生なのだろうか…アンコが気にしていない様子なのを見ると、殺気もそこまで凄まじいものではないようだが、嫌な予感がしてならなかった。
とてつもなく嫌な予感。マイの第六感が確かに警報を鳴らしている。
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