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足元に吹き抜けてく花びら

第7章 結ばれた2人


翌朝。
情事の余韻が残るベッドの上で、英美子は一糸まとわぬ姿で、軽い寝息を立てながら眠っていた。


千切は思ったよりも早く目を覚まし、枕に肘を乗せて、手で頭を支えながら彼女の寝顔を見つめていた。


その表情は、どこまでも穏やかで、どこまでも愛おしげだった。
彼女の髪が頬にかかるたび、そっと指先で払う。
その仕草ひとつひとつに、彼の想いが滲んでいた。


千切の視線を感じて、英美子の長いまつ毛がふるりと震えた。
ゆっくりとまぶたが開き、視線が交わる。


「おはよう、英美子。」


優しく語りかける声に、英美子は反射的に布団に顔を埋めた。


「見ないで! 化粧くずれて絶対ひどい顔してるから!」


くぐもった声でそう言う彼女に、千切はくすっと笑いながら布団をめくった。


「大丈夫だよ。寝顔も可愛かった。」


その無邪気な笑みに、英美子は枕を手に取り、勢いよく投げつけた。


「悪趣味!」


そう言い放ちながらも、布団で体を隠しつつ、そっと下着と服を手繰り寄せる。
まず下着を身につけ、レギンスを履くと、ようやく布団から抜け出し、洋服を着て身支度を始めた。
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