第4章 チャリティーブルーロック開始!
「……ありがとうございます。皆さんに出会えて、本当によかった」
玲王がグラスを掲げる。
「じゃあ、改めて。英美子さんに、そして今日という日に――乾杯!」
「乾杯!」
グラスが軽やかに触れ合い、夜の静けさに小さな音が響いた。
それは、ただの打ち上げではない。
心を交わし、想いを確かめ合う、かけがえのない“語らい”の時間だった。
そしてその夜、英美子の中で、彼らはもう“遠い世界の人”ではなくなっていた。
彼女の心に、確かな居場所を刻んだ――そんな夜だった。
チャリティーイベントは、まるで奇跡のように温かく幕を閉じた。拍手と笑顔の余韻が残る夜、英美子泊まる、御影グループのホテルで開かれた打ち上げは、静かな感謝と名残惜しさに包まれていた。
「明後日には、みんなそれぞれの国に帰るんだよな…」
潔の言葉に、誰もが黙って頷いた。
その沈黙を破ったのは玲王だった。
「だったら、明日。最後の一日、思い出作りしようよ。英美子も一緒に。」
「え!?私もですか?そんなお邪魔しちゃ悪いですよ」