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足元に吹き抜けてく花びら

第4章 チャリティーブルーロック開始!


「あの会見で、俺たちも変わった気がする。誰かのために走るって、こんなに意味があるんだって思えた」


玲王はグラスを傾けながら、英美子に視線を向けた。


「あなたの言葉が、俺たちを動かしたんだ。あの場で、あんなにまっすぐに話せる人、なかなかいないよ」


英美子は照れくさそうに笑いながら、首をすくめた。


「そんな……私はただ、自分の気持ちを話しただけで……」


「それがすごいんだよ」


と千切が言った。


「俺たち、ずっと“自分のために”って戦ってきたから。誰かのために声を上げるって、簡単なようで難しい」


凪はソファの端で丸くなりながら、ぼそりと呟いた。


「……英美子さん、あのとき、俺らのこと“優しい”って言ってたけど……それ、たぶん、英美子さんが優しいからだよ」


その言葉に、部屋の空気がふっと和らいだ。



英美子は、胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じながら、皆の顔を見渡した。
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