第4章 チャリティーブルーロック開始!
それは、ただの打ち上げではない。
彼女を中心に結ばれた絆が、静かに、確かに深まっていく夜だった。
そして、英美子は思った。
――この出会いは、偶然じゃない。
私の人生に、確かに“何か”を灯してくれた人たちだ。
その“何か”の名前は、まだわからない。
けれど、心の奥で、確かに温かく燃えていた。
夜も更け、スイートルームの賑やかさは少しずつ落ち着きを見せ始めていた。
テーブルの上には、空になったグラスと、食べきれなかったスナックの皿がいくつか。カーテンの隙間からは、都会の夜景が静かに瞬いている。
ソファに腰を下ろした英美子は、ふと窓の外を見つめながら、ぽつりと呟いた。
「……夢みたいですね。こんな夜が来るなんて」
その声に反応したのは、隣に座っていた千切だった。
「うん。俺も、まさかまたみんなで集まって、こんなふうに笑える日が来るなんて思ってなかった」
「俺もー」
と蜂楽がクッションを抱えながら寝転がる。
「英美子さんがいなかったら、今日の試合も、こんな夜もなかったかもね」
「……そうだな」
と潔が頷く。