第4章 チャリティーブルーロック開始!
その隣では、凪が眠そうにあくびをしながら立っている。
「二次会、御影グループホテルのスイートルームで開催だ!」
玲王がウィンクを飛ばすと、潔、蜂楽、千切は歓声を上げ、玲王と凪を揉みくちゃにするようにはしゃいで囲んだ。
その頃、英美子はホテルのスイートルームで、黒澤と共に静かな夜を過ごしていた。
「皆さん、今頃打ち上げで盛り上がってるんでしょうね」
「ええ。ですが、お嬢様のもとへ、まもなく“二次会組”が到着される予定です」
「えっ……?」
戸惑う英美子のもとに、ノックの音が響いた。
扉を開けると、そこには千切、蜂楽、潔、玲王、凪――笑顔と熱気をまとった仲間たちが立っていた。
「英美子さん!来ちゃいました!」
「二次会はここで開催です!」
「お疲れさまの乾杯、しよう!」
英美子は驚きながらも、思わず笑みをこぼした。
「……皆さん、本当に来てくれたんですね」
「もちろん!」
と蜂楽が元気よく答え、千切がそっと手に持っていた花束を差し出した。
「試合のあと、みんなで選びました。英美子さんに、ありがとうを伝えたくて」
英美子は胸がいっぱいになりながら、花束を受け取った。
その夜、スイートルームには笑い声とグラスの音が響き続けた。