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足元に吹き抜けてく花びら

第4章 チャリティーブルーロック開始!


そして、彼らの中にも――
英美子という存在が、確かに何かを灯していた。


それは友情か、感謝か、あるいはもっと深い何かかもしれない。


けれど今はまだ、誰もその名前を口にしない。


ただ、確かなのは――
彼女はもう、彼らの“特別”になっていた。


―――ブルーロック施設内、食堂。

チャリティーイベントの収益は数億円にのぼり、ニュースでは「若き才能たちの絆と挑戦」として大々的に報道された。食堂には懐かしのメニューがずらりと並び、かつての共同生活を思い出させる香りが漂っていた。


ただ、昔と違うのは――テーブルの端に並ぶお酒の瓶。
それは、彼らが“今”を生きるプロ選手として、そして大人として再会した証のようだった。


笑い声が絶えず、語り合い、飲み明かす夜。
それぞれが、今日の試合に込めた想いを語り、英美子の存在がどれほど自分たちに影響を与えたかを、互いに認め合っていた。


宴も終盤に差し掛かった頃、千切がスマホを見つめながら、一人物思いに耽っていた。


「どうしたの?千切ん。何か考え事?」


蜂楽が声をかけると、千切は酔い醒ましのお茶を口にしながら答えた。


「あぁ……英美子さん、無事にホテルに着いたかなって」
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