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足元に吹き抜けてく花びら

第4章 チャリティーブルーロック開始!


後半戦の笛が鳴ると、空気が一変した。

前半の探り合いとは違い、両チームとも本気のぶつかり合いを始めていた。潔は蜂楽との連携をさらに研ぎ澄ませ、鋭いパスと突破で相手ゴールを脅かす。一方、千切は玲王の指示を受けながら、凪との静かな連携で守備を崩しにかかる。


ピッチの上では、かつての仲間同士が互いの技術と信念をぶつけ合っていた。


英美子は観覧席からその様子を見つめながら、胸の奥が熱くなるのを感じていた。


(みんな、こんなにも真剣に……こんなにも、誰かのために走ってる)


彼女の視線に気づいたのか、千切が一瞬だけ観覧席を見上げた。その目には、あの日彼女を抱きかかえて走ったときと同じ、まっすぐな意志が宿っていた。


蜂楽はゴールを決めた瞬間、観客席に向かって両手を広げて笑った。潔はその横で、少し照れくさそうに手を振った。


凪は淡々とプレーを続けながらも、英美子の視線を感じるたびに、どこか集中力が増しているようだった。


玲王は、試合の流れを読みながら、冷静に指示を飛ばしていた。だがその目は、時折英美子の表情を確認するように柔らかく揺れていた。
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