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足元に吹き抜けてく花びら

第4章 チャリティーブルーロック開始!


蜂楽は、英美子の視線を意識するように、いつも以上に楽しげにプレーしていた。潔は、彼女に誠実な姿を見せようと、冷静に試合を組み立てていた。


千切は、彼女が見ていることを意識しながら、どこか背筋を伸ばして走っていた。玲王は、彼女の提案で実現したこの舞台を守るように、全体のバランスを見て指示を飛ばしていた。


凪は、いつも通り淡々とプレーしていたが、時折観覧席をちらりと見ては、英美子の存在を確かめるようにしていた。


前半終了の笛が鳴ると、両チームはベンチへと戻っていった。


英美子は胸に手を当てて、静かに呟いた。

「……みんな、すごく真剣で、凄い…あたし、こんな熱いサッカー見たの始めて!」


黒澤がそっと頷いた。


「お嬢様の存在が、彼らの力になっているのかもしれません」


英美子は、ピッチに立つ彼らの姿を見つめながら、心の奥で確かに感じていた。


この試合は、ただのチャリティーではない。
彼らが彼女に向けて走る、感謝と絆の証だった。
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