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足元に吹き抜けてく花びら

第4章 チャリティーブルーロック開始!


スタジアムの空は晴れ渡り、秋の風が心地よく吹いていた。

観客席は満員。チャリティーイベントの趣旨に賛同した人々が、ブルーロックの元メンバーたちの再集結に胸を躍らせていた。

英美子は、黒澤に付き添われて特別観覧席に座っていた。目の前には、広々としたピッチ。そして、ウォーミングアップを終えた選手たちが、いよいよ試合開始の笛を待っていた。

英美子は期待と不安が入り交じた思いを胸に、目をそらさない覚悟でフィールドを見つめていた。

試合開始の笛が鳴った。


最初にボールを奪ったのは蜂楽。軽やかなステップで相手をかわし、潔へとパスを送る。潔は一瞬の判断で前線へと走り出し、鋭いシュートを放った。


「ナイス、潔!」


蜂楽が叫ぶと、観客席からも歓声が上がる。


だが、すぐに千切が反撃に出た。爆発的なスピードでサイドを駆け上がり、玲王との連携で一気にゴール前へ。凪が静かにボールを受け、無駄のない動きで同点ゴールを決めた。


英美子は息を呑んだ。


(すごい……これが、彼らの本気)


ピッチの上では、ただの試合ではない、感情の交錯が繰り広げられていた。
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