第3章 運命の記者会見
「俺は潔 世一。サッカーばっかやってるけど、こういう場はちょっと緊張するな」
「蜂楽 廻!よろしくね、ねえ桜沢さん!英美子さんて呼んでいい?今回こんな騒動起こしちゃったけど、俺、こう見えてもけっこう真面目なんだよ?……たまにね!」
「凪 誠士郎。……眠いけど、今日は起きてる」
「御影玲王です。今回はうちのグループの施設を使ってもらってます。何かあれば、遠慮なく言ってください」
皆の言葉に、英美子は少しずつ表情を緩めていった。
そして、ふと口を開いた。
「その……流石に御影グループの存在はわかるんですけど、わたし今回のイベントや、皆さんのこと、全然知らなくて……」
一瞬、空気が止まる。
「本当に知らなかったんだ」
「そんな感じはした」
蜂楽が潔に小さく耳打ちし、潔も答えた。
みんなの中で話を聞きながらも何か浮世離れした感じの彼女の発言が腑に落ちた。