第2章 彼らは有名人だった!
その頃、ブルーロック施設の談話室では、千切がスマホを握りしめたまま、仲間たちに英美子からの返信を読み上げていた。
「……家、特定されたって。今はビジネスホテルに避難してるらしい」
潔が眉をひそめる。
「やっぱり……。昨日の報道、あれだけ拡散されてたし……」
蜂楽は立ち上がり、千切のスマホを覗き込む。
「千切ん、LINE共有して!俺も送る!」
千切は頷き、潔と蜂楽に画面を見せる。
潔はすぐにメッセージを打ち込んだ。
『桜沢さん、潔です。無事でよかった。
俺たち、ちゃんと守るから。何かあったらすぐ言ってください』
蜂楽も、少し照れくさそうに送る。
『桜沢さん、蜂楽だよ!ごめんね、俺のせいで目立っちゃった。
騒動の発端になった俺が言うのもなんだけど、でも、俺ら仲間だから!遠慮しないで頼って!』
そのやり取りを黙って見ていた玲王が、スマホを取り出しながら立ち上がった。
「……千切、彼女のホテルの場所、わかるか?」
「うん。メッセージに書いてあった。都内のビジネスホテル」