• テキストサイズ

足元に吹き抜けてく花びら

第2章 彼らは有名人だった!


千切は黙ったままスマホを見つめていた。画面には、英美子とのメッセージ履歴が開かれている。

「……俺、連絡してみる。大丈夫かどうか、聞いてみる」

潔がそっと頷いた。

「うん。千切なら、きっと伝わるよ」

蜂楽はようやく真顔になり、新聞を畳んで立ち上がった。

「……俺も、ちゃんと謝る。あのとき、軽く抱えたつもりだったけど……こんなことになるなんて思ってなかった」

そして、少し申し訳なさそうに玲王へ向き直る。

「玲王、悪いけど報道規制と、できれば記事の握りつぶし……御影グループに頼めない?」

玲王は厳しい顔のまま、静かに答えた。

「言われなくても、もう動いてる。なんせこの報道は、ブルーロックチャリティーイベントにとって痛手でしかない。これを利用して、イベントを潰そうとする連中なんてごまんといる。そうはさせるかってんだ」

鼻息荒く意気込む玲王の言葉に、談話室の空気が引き締まる。
/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp