• テキストサイズ

足元に吹き抜けてく花びら

第1章 出会いは病院で


――ブルーロック施設、食堂にて。

「桜沢さん、大丈夫かなー?」

潔がテーブルに頬杖をつきながらぽつりと呟く。その視線の先には、蜂楽と千切がいた。

千切は、少し考えるように目を細めてから答える。

「大丈夫なんじゃないかな。杖の付き方、かなり慣れてる感じだったし」

松葉杖の経験があり、怪我の多いスポーツに身を置く千切にとって、歩き方を見ればある程度の状態は分かる。

「体の重心のかけ方とか、腕の使い方とか、無理してる感じはなかったしね」

千切の言葉に、潔は少し安心したように頷いた。

「桜沢さん、俺たちの事知らない感じだったね。
それに礼儀正しいけど、妙に距離感ての?あったし…連絡来るかな?来るといいなぁ〜彼女結構抱き心地良かったし」


わざとらしく女性的なポーズをとっておどける蜂楽に、千切と潔は顔を真っ赤にして叫んだ。

「やめろ!」

「生々しいんだよ、蜂楽は……それに急に抱きかかえるなんて、失礼だぞ」

呆れながらぶつぶつと注意する潔に、蜂楽はにやりと笑って、その頬を人差し指でぷにっと押した。

「潔のセリフ、童貞っぽ〜い!てか、まだ未経験!?」

囃し立てるように言う蜂楽に、潔は顔をさらに真っ赤にして立ち上がった。

「おまっ!そういうことをあけすけに言うなよ!」

椅子を引いて立ち上がり、慌ててたしなめる潔。
/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp