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足元に吹き抜けてく花びら

第1章 出会いは病院で


「蜂楽さん!下ろしてください!」

と何度も叫ぶも、蜂楽は彼女の言葉をスルーし、そのまま会計窓口へと向かっていった。

その後ろを、荷物を抱えた潔と杖持った千切が、

「おい!蜂楽!」

と、驚きと少しの怒りが混じった声で呼びかけながら、足早に追いかける。

英美子はそれ以上どうすることもできず、蜂楽に抱えられたまま事務手続きを終え、薬を受け取った。

そのままタクシー乗り場へ向かう途中、蜂楽の横を千切がすり抜け、先に杖ごとタクシーに乗り込む。

「蜂楽!こっち!」

語気を強めて呼ぶ千切に、蜂楽は唇を尖らせながら、

「えー!いいトコ千切ん取り?」

と不満げに言いつつも、千切の乗るタクシーへ向かい、先ほどの強引さとは打って変わって、壊れ物を扱うような丁寧さで英美子を後部座席の千切の隣に優しく下ろした。

「じゃ、後でね」

と手を振り、後ろのタクシーに乗り込む潔の隣へと自分も乗り込んだ。

英美子は後方のタクシーに乗る蜂楽と潔を気にしながらも、どこか不機嫌そうな千切の隣に座り
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