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足元に吹き抜けてく花びら

第10章 家族になる


潔は、式の前に千切の肩を叩いて言った。

「お前らいつの間に付き合ってたんだよ!桜沢さんの事しっかり守れよ。」

蜂楽は、残念そうにおどけてみせ

「あーあ!千切んに英美子さん取られちゃった!本当なら白いタキシード着てるの俺だったかもしれないのにー!こうなったら、千切ん!責任取って英美子さん幸せにしてね!

玲王は、英美子のドレス姿に目を細めて、

「…似合ってる。千切、幸せになれよ。」

と言い

凪は、いつも通りの調子で、

「めんどくさいことは全部千切がやるんでしょ? なら安心。」

と言った。

祭壇の前で、ふたりは向かい合い、誓いの言葉を交わす。

「英美子。俺は、君の過去も未来も、全部受け止める。
どんな時も、隣にいる。君とサクラと、俺の家族として。」

「豹馬。私も、あなたとなら歩いていける。
怖くても、迷っても、あなたがいるなら大丈夫。」

誓いのキスのあと、教会の鐘が静かに鳴り響いた。
その音は、ふたりの新しい人生の始まりを告げていた。

千切は英美子の手を強く握り

「さぁ!帰ろう。俺たちの家に!」

と言って、英美子に極上の微笑みを見せた。
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