第2章 デート…そして…
それを受け取り一口飲むと爽やかなオレンジの味が口の中に広がりとてもおいしかった。私がホッと息をつくのを見てから彼は口を開く。「お前はさ、なんで俺にそんなこと依頼したんだ?得体の知れない男に金をあげてまでして」「ん?私は今まで恋人がいなくて、やっとできた彼氏は……違う病気を持った人だったんだけど……最近病気が悪化して……」「まさか、その彼氏は……」「そう……死んじゃったの。でも、なんだか寂しくって……だから、自暴自棄になっていたからかもしれないわ………あなたに依頼したのは」彼はコーヒーを一口飲んでからまた私を見る。「お前さ……寂しいのか?」私は首を横に振りながら答える。「寂しくないって言ったら嘘になるね…うん、やっぱり寂しいよ」「そうか……」ココさんは私の肩を抱き寄せる。「ココさん?」私が見上げると彼は私をじっと見つめる。その瞳にはどこか悲しさや寂しさが宿っているように見えてしまい、思わず胸が締め付けられるような気持ちになる。「実はさ、俺もさ、昔……好きな女が居たんだ」「え?」私は驚いて彼の顔を見る。彼はどこか遠い目をしながら話を続けた。「でも、そいつはさ……もういないんだ……」「それってもしかして病気で亡くなったの……?」私が恐る恐る聞くとココさんはゆっくりと首を振るとまた一口コーヒーを飲む。そして少ししてから口を開く。