第1章 出会い、そして契約
彼はそう言って車椅子を押しながら、大通りに戻っていく。私たちはそのまま街の中を進んでいき、途中でカフェを見つけた。「ココさんはコーヒーは飲めますか?」「ああ、俺は結構ブラックコーヒーが好きなんだよ」私たちはそのままカフェに入り席につく。「お前はコーヒーどうなんだ?」「私は苦いコーヒーは苦手てでラテとかカフェオレとか甘いのが好きかな?」「そうなのか?なら適当にケーキでも頼んでおくな」私は頷き、ココさんはそのまま注文しにカウンターの方に向かった。しばらくするとコーヒーとケーキが運ばれてくるので、私がそれらを食べているとニヤニヤとココが私を見て笑う。「どうしたの?」「そういえば、よく恋愛ドラマや映画とかで「あ~ん」ってスプーンやフォークで食べさせるのがあるけど……あれって実際にやる人っているのか?」私は思わず、カフェラテを吹き出しそうになる。「え?いや、まぁ……その……」ココは笑いながら私の反応を見て楽しんでいる様子だ。「してやろうか?ん?」「うっ……うん、お願いします」ココは私の背後に周り後ろからケーキをフォークですくい私の口の前に持ってきた。私はそれを咥えるとゆっくりと食べ始めるが恥ずかしくて顔が赤くなるのがわかる。でもとてもドキドキする……「ほらっ!もっと口を開けろ!」彼はそう言ってさらにケーキを食べさせるので、私も頑張って食べるがだんだん恥ずかしくなってくるのと同時に彼の行動にドギマギして心臓がバクバクしてくるのがわかる。「どうだ?うまいか?」「うん……すごく美味しいよ」私は顔が熱くなりながらも答えるが、正直味なんて全然わからないくらい混乱していた。数口ほど食べたところで、私は限界になりギブアップする。「もう無理……これ以上は食べられない」私がそう言うと彼は笑いながらケーキを私の口元に運ぶのをやめてくれる。「そうか?なら残りは俺が食べてやるよ」そう言って彼は残りのケーキを食べてしまった。「ふぅ~ごちそうさまでした。さてそろそろ行くか」「うん、次はどこに行くの?」「そうだな……買い物にでも行ってみるか」私たちはカフェを出てまた歩き出した。