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お金を払ってココと付き合ってもらう話

第3章 忘れられない記憶


それからも私たちは一晩中愛し合った。始めての経験だったけど不思議と怖くはなかった。むしろ幸せを感じていたくらいだ……夜が明けるまで私たちは何度も愛し合ったのだった。ーーー翌朝目が覚めると隣にはココさんがいた、どうやらまだ眠っているらしい彼が寝ている姿はとても可愛らしく思えた。私はそっと手を伸ばして彼の髪に触れてみる。「うぅ、ん……朱音……」彼は寝言で誰かの名前を呟いていた。きっと亡くなった恋人の名前なんだろう……『今でも夢に出てくるんだ』彼はそう言っていた。きっと今でも彼の心に深い傷を残しているのだろう……「朱音……愛してる……」彼の目から涙が流れてることに気づいて胸が締め付けられるような気持ちになる。「ココさん……泣かないで……」私はそう言いながら彼の頭を優しく撫でた。「え?朱音さん?」彼は目を覚ます…たぶん寝ぼけて私を彼女の名前と間違えたのだろう……「あ、ごめん。夢子ちゃんか……もしかして見てたのか!お前」彼は恥ずかしそうに顔を赤らめながら聞いてくる。「ううん……見てないよ」私は慌てて首を横に振って嘘をついた。本当は見てしまったけど、それを正直に言うと彼が傷つくような気がして言えなかったのだ。「そうか……それならいいんだ」彼はホッと胸を撫で下ろすと私をじっと見つめる……「なあ、夢子ちゃん。昨日は気持ち良かったか?」「え?そ、そりゃあ……まあ……」私は恥ずかしくなって俯いてしまう。「そっか……なら良かった。あ、服着させてやる」彼はそう言うと私の服を丁寧に着せてくれる。「ありがとう」私がお礼を言うと彼は照れくさそうに笑う。「じゃあ、出ようか」ココさんは私をベッドからお姫様抱っこして車椅子に乗せる。「なぁ、また三万円払ってくれるか?」「え?またするの!?」私は驚いて彼を見る。ココさんは私を見てニヤリと笑う……「ああ、今度はもっと激しいやつをしてやってもいぞ?」「えぇ……それは……」私は恥ずかしくて俯く。彼はそんな私を見てククッと笑うと車椅子を押して歩き出した。ーーーそれからも私たちは何度も体を重ね合った。最初は痛かったけどだんだん気持ちよくなってきちゃったし、何よりココさんの心の傷を癒やせるのならいいかなって思い始めたから。でも、さすがにお金が膨大にあるわけではないから、お金が溜まったときにデートをするようになった。
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