第2章 デート…そして…
私たちはショッピングモールを出てまた街の中を進み始める。「なぁ、最初に三万円払ったが次からもっと割引にしてもいいぞ?」「え?いいの?」「ああ」「もしかして同情割引?」私が聞くと彼は困ったように笑う。「さぁ、どうだろうな~?それより、デート終わっただろ?そろそろもう一つの契約も果たそうか?」「え?なんだっけ?」「おいおい、忘れちゃったのかよ……もう一つ契約があるだろ」彼はそう言うとにやりと笑う。その言葉に私はハッとして思い出す「そういえば……あったね///」私は恥ずかしくなり俯く。「顔真っ赤だな」彼が楽しそうに笑うので余計に顔が熱くなるのを感じた。彼は私に顔を寄せて囁くように言ってくる。その吐息が耳にかかりゾクッとした感覚に襲われると同時に、心臓の音が激しくなるのが分かった。そして次の瞬間には彼の顔が目の前にあったため驚きのあまり固まってしまう……なんでこんなにかっこいいんだろう?イケメンすぎじゃないかなこの人!「……夢子ちゃん?」ココさんが私の名前を呼んでいることに気づいてハッと我に返る。どうやらボーッとしていたようだ。「興奮してんのか?夢子ちゃん~今日の三万円は……お前が親密なこともしたいっていう依頼だったから、その値段も含まれているんだぜ?」ココさんはニヤニヤしながら言う。その挑発的な眼差しにドキリとすると同時に、なんだか悔しくなってしまい思わず言い返す。「そっ!そんなつもりじゃ……」私が慌てて言うと彼はククッと笑いながらさらに顔を近づけてくるので私はまた固まってしまう……「でも、デートだけだと安い値段だが、そういうことも含んで高額になる。だから……夢子ちゃんは俺とそういうことがしたくて高額を支払ってくれたんだよな?」「う……それは……」私は恥ずかしくて俯くことしかできなかった。すると彼は私の顎に手を添えて上を向かせる……「なぁ、どうするんだ?教えてくれ…無理矢理はしないから」「うぅ……でも、ここは人前だよ」私は周りをキョロキョロと見渡しながら言う。ココさんはそんな私を見てククッと笑うと、私の耳元で囁いた。「じゃあ……場所を変えようか?」「どこに行くの?」「うーん、俺たちのアジトにしようか?」「アジト?」「今日は集会がないから誰もいないはずだ、案内するよ」そう言って彼は歩き始めた。