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゛裏柱゛稽古編

第1章 裏柱


耀哉の3人の、特に炭治郎を話すその声色は夢を現実にしようという深い決心が根付いていた。

「お話相承りました。不詳この斎木璃玖と」

「笹目恵。『裏柱』御館様のご命令に従います。」

「『裏柱』として、柱たち共々隊士育成のお手伝いをさせて頂きたく存じます。」

2人声を揃えて快諾の意を耀哉に示した。耀哉はゆっくりほほ笑みながら頷いて

「柱稽古のことは行冥に一任してある。詳しい話は彼から聞いておくれ。2人には期待しているよ。」

そう言葉を紡ぎ終えると、呼応するかのように2人はまた深く頭を下げ、産屋敷邸を後にした。

2人が璃玖の屋敷に戻ると庭先で、掃き掃除をしていた、鮮やかな赤い髪を、後ろでひとつに括り付けた若い青年が、駆け寄ってきた。

「お帰り。璃玖!」

親しげに手を取ると英美子は恥ずかしそうに頬を染めながら

「戻ったよ。豹馬」

と優しく答えた。 2人の様子を見ながら茶化すように恵が

「あー!暑い暑い。屋敷から戻ってきて、急に暑くなったなー」

と、手うちわで顔を仰いだ。 恵のからかいに気付いた璃玖は慌てて豹馬から、手を引っこめると

「まだ日が高い!やめないか!したしすぎるぞ豹馬!」

と彼を叱った。

「あのさ?俺ら夫婦になって1年だよ?」

今更手を握る位、恵さんもなんとも思ってないって。 笑いながら豹馬は恵と目配せしあった。

「もう!2人とも知らぬわ!」

耳まで真っ赤に染った顔を隠すように2人に背を向ける。
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