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゛裏柱゛稽古編

第4章 地獄の一丁目!訓練開始


「そんなんじゃ捕まらないよ。」

突如炭治郎の前に凪がふわりと現れる。 手を伸ばして捕まえようとすると紙一重で交わされる。

「動きは悪くないけどまだまだ体の使い方がなってねーな。」

玲王が現れ一言感想を述べるとその姿は掻き消えて、気づけば近くの枝の上をすごい素早さで渡り歩いている。 隊士達は、のらりくらりと逃げ回る。捕まえられそうで捕まえられない。 玲王は、サッと現れた瞬間隊士達の欠点を的確に指摘したかと思えばすぐ消えてしまう。その繰り返し。

「玄弥ー。お前体訛ったんじゃね?」

玲王は玄弥が捕まえようとすると木の上に飛び上がり、からかうように言い残すとまた姿を消した。

「凪、師範どうしてると思う?」

隊士たちを巻いて、凪と合流した玲王が凪に問いかける

「いつもの場所で昼寝してると思う。」

「あの人滅多に本気にならないからなー。」

呆れ口調で玲王がいう。

「おっと!お前こんな所でそんな身のこなししてたら怪我するぞ」

追いついてきて捕まえようとする隊士の腕からするりとすり抜けて玲王が言った瞬間その隊士は木の幹と、代わりに抱擁していた。

「あちゃー」

と、玲王は声を上げる。 すると、いつの間に後ろにいた炭治郎が、凪の隊服をつかもうとしていた。

「あぶな。」

凪は器用に足を上げて向きをかけ、その手をすり抜ける。

「炭治郎惜しい!」

玲王が言い残し、また姿を消す。 そうしていつの間にか昼になっていた。 山頂にある一枚岩の上で恵はのーんびりと寝そべりながら皆を待っていた。 時々双眼鏡で山の中をのぞきながら、身体中に痣を作りながら追いかけ回す隊士たち。 わざとすんでのところで身を交わしながら華麗に逃げ回る凪と玲王。 炭治郎、伊之助、善逸、玄弥だけが今ひとつ惜しい。 そしてちょうど昼を回った頃、隊士達全員と、玲王と、凪が山頂に到着した。 皆方でいきをしているが、凪と玲王だけが平然としていた。
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