第2章 隠しの里へ
その想いが炭治郎の原動力になっていた。 伊之助もそうだった。 今まで一人ぼっちだった自分に仲間ができた。毎日心がポカポカして、強くなっていく自分が誇らしくて楽しかった。 ひとりじゃない安心感。仲間とこれからも歩んでいきたい思い
――誰かを守りたいという気持ち…それが彼をつき動かしていた。 荷物をまとめ外に出ると荷車が2台用意されていた。4人の顔を覆った隠しがいて、『裏柱』 屋敷に向かう者たちに目隠しをくばっていた。
「これから、私たち隠れが住む村にある『裏柱』の屋敷へ向かいます。道はお教えすることはできませんので、私たちがお連れします。『裏柱』の屋敷に向かう方々は荷車に乗って目隠しをしてください。同中は決して目隠しを外さないでくださいね。」
説明する隠しの言葉に従って、『裏柱』の屋敷に向かう面々が、荷車に乗り、目隠しをした。
「『裏柱』様の屋敷までここから、丸1日かかります。それでは出発します。」
その声を合図に荷車が動きだした。 途中荷車を変えたり、背負われたりと、鍛治の里へ行くのと同じように移動手段を変え、『裏柱』屋敷をめざしていく。 荷車が止まり、ある屋敷の前に荷車が数台止まった。 目隠しを摂ることが許され、目隠しを外すと目の前に大きく立派な門が建っていた。
「こちらが、『裏柱・星柱』様のお屋敷になる『流星亭』です。中へお入りください。」
隠し達が大きな門を開け先立って中へ入っていく。 それに続いて荷物を片手に隊士達が中へと続いて入っていった。