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花筏の作る路【鬼滅の刃】

第1章 熱に浮かされて



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「…っ…!?」

さやかは戦慄した。


そこには何人も…いや、何十人もの隊士が隊士同士で殺し合いをしていたのだ。


その日は緊急任務で、何やら気味の悪い山まで来ていた。何人かの同期が共に出立したらしいが、一緒に行動しているわけではない。

今までは師範と共に鬼狩りに出かけることが多かったが、今回はちょうど師範は別の任務に出たばかりの時機だった。

「うわぁ!!!!助けてくれ!!!!」
「やめてくれ!お前ら!!!」
「私たち仲間だよね?!!!」



「みんな、どうしちゃったの?!」

そう言っている間にさやかの方にもひとりの隊士が斬りかかってきた。

キン!キン!!!ガシャ!


金属のぶつかる音が暗い山にいくつも響く。

(師範の居ない場所で、私がどこまで戦えるか、認めてもらわなきゃ!!)

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