第1章 青の約束(青峰大輝)
「ほら走れぇ!」
「はいっ!」
「次、シューティング!」
「はいっ!」
…バスケ、懐かしいな…
あのメガネの人がキャプテンかな?
なんかなんでも見透かしてそうな、頭脳派プレイヤーだな…
あの人はセンター…サイズもパワーもある…
ちょっとうるさいけど。
あの子は確か同じ1年生…
さすがシューター。フォームも崩れないし、リリースも早い。
選手達のプレイを見ていると、キャプテンらしい人が話しかけてきた。
「どや?ウチのマネージャーやる気になったか?」
『…まぁ、考えるくらいには…。』
「金城…やったな?自分、バスケ経験者やろ?ワシらの力になってほしい。それと…青峰を変えてくれへんか…?」
(この人、やっぱりなんでもわかってる!それより…)
『青峰くんを…?それってどうゆう…』
「自己紹介遅れたな。ワシは今吉翔一や。よろしゅう頼むわ。」
『…よろしくお願いします。」
そして、私は桐皇学園男子バスケットボール部のマネージャーをやることになった。