第1章 青の約束(青峰大輝)
「おー。やってんなぁ。」
「大ちゃん!」
「青峰さん!」
「青峰っ…お前…!」
「まーまー。皆落ち着きぃや。青峰、練習する気なったんか?……って、その隣りにいる子は誰や?」
「コイツマネージャーやりてぇって。よろしく頼むわ。」
『だから私そんなこと一言も言ってな…』
「あれぇ?もしかしてレイラちゃん?帝光中で女バスだった!?マネージャーやってくれるの!?嬉しいーっ!!」
桃色のロングヘアでスタイル抜群の女の子、確か青峰くんの幼馴染の…
『桃井さん…私、マネージャーやるつもり全く無いんだけど…』
「マジか!おい皆!この子マネージャーやってくれるってよ!」
『あの…だから私…』
「まぁ、すぐにとは言わへんから、まずは練習見学していきぃや?ウチらいつでも大歓迎やで。」
(もう何言ってもダメだ…)
『はぁ…わかりました。じゃ、見学だけ。』
「「やったー!!」」
「じゃ、俺は帰るわ。あとよろしくなー。」
「ちょっと大ちゃん!?」
「待てコラ!!青峰ぇー!!」
「青峰さん!すいませんっ!」
『ちょ…青峰くん!?勝手に連れてきたくせに、何で帰るの!?』
「…練習したら上手くなっちまうからな…じゃあな。」
『…青峰くん…』
そう言って青峰くんは手をヒラヒラさせ帰っていった。