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黒子のバスケ*短編集*

第1章 青の約束(青峰大輝)



あれだけバスケと関わることを避けてきた私だったが、ひょんなことからマネージャーとしてまたバスケに関わることになった。

桐皇のメンバーは個性的で、技術も申し分無い、それ故にチームプレイというよりは、個の力が強いチームだ。

今年のインターハイは準優勝。
キセキの世代キャプテン赤司くんが進学した洛山高校に敗れた。
だが、赤司くんも青峰くんも試合に出ることはなかった。



それからも青峰くんは練習に参加することは少なかった。



「金城ー!悪いけどテーピングしてくんね?膝に違和感出て来て…」
『わかりました。準備するので待っててください。』

私の仕事は、テーピングやマッサージ、トレーニングメニューの作成や栄養管理など。怪我をしてから体づくりについて勉強をするようになった。


『はい。出来ました。練習後はアイシングとストレッチ徹底してください。』
「了解!サンキュ。」

「おーい、金城。すまんが青峰連れてきてくれへんか?さすがに大会前やからな。」

「…わかりました。ちょっと探してきます。」




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