第4章 約束
「ッ!///そ、それは本当か!?」
嘘だろ、白雪も俺のことが好きって…
俺の問いに白雪は頬を赤く染めて小さく頷いた。
『わっ!///』
嬉しすぎて思わずもう一度白雪を抱きしめた。
改めて白雪がちゃんと生きてると実感した。
「白雪…もう手前のこと離さねぇからな。覚悟しとけ…」
『うん…///』
自然と離れ合った俺たち…
視線が重なり合い、再びゆっくり距離が縮まる。
鼻先が触れ合い、後は数ミリで唇が重なり合う…
その時だった…
『「ッ!///」』
コンコンッとタイミング悪くノック音が部屋に響き渡ったのだ。
チッ!またイイトコで邪魔されちまった!!!
心の中で舌打ちをした。
仕方がなく返事をすれば…
「私だよ、入ってもいいかな?」
『ッ!』
判りやすく怯える白雪の肩を抱き、大丈夫だと囁いた。
そんな俺に白雪は小さく頷き、一度深呼吸をした。
『大丈夫です…』
さっきの可愛らしい顔から真剣な眼差しになった白雪は首領へ返事をしたのであった…