• テキストサイズ

太陽と月 【文スト/中原中也】

第3章 動き出す時計の針…


中也との電話の後、私は暫く放心状態だった。

明日、朝出勤する前に少しだけ中也と逢うことになったのだ。

ほんの少しだけの時間…

だけど凄く嬉しい。

今日1日で世界が変わったのだから…


今でも夢のようだ。

4年ぶりの再会、ずっと私を想っていてくれたこと。

今でも好きだと伝えてくれたのだ…

嬉しくて堪らない。

胸が弾む一方でどうしても現実を突き付けられる。

許されない恋…

これ以上、中也との関係を深めてはいけない。

判ってる…判ってるけど…


『明日…楽しみだな…』


/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp