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君の素肌に触れさせて【チェンソーマン短編集 R18】

第1章 高校の先輩と満員電車で…【吉田ヒロフミ】



少しの沈黙が流れる。
打ち明けたことを後悔し始めた私に、吉田先輩は言った。

「それ、マズイよな…誰かに気づかれたりしたら…」

先輩はさりげなく周囲を見回した後、意を決したように小声で言った。

「ちょっと…手、入れるぞ」

聞き間違いかと思った次の瞬間、私のお尻を先輩の手が掠める。

『…ぇ……せ、せんぱ……っちょっと、待っ…』
「待てないよ。緊急事態だろ?」

先輩は私のスカートの端を持ち上げ、太もものあたりをまさぐってきた。

「…どこだ?手探りじゃ、よくわかんねぇ…」
『ぁっ、先輩、そっちはほどけてない方の…っ……ぁ…ソレ、引っ張ったらぁ…』
「おっと…悪ぃ、コッチじゃなかったのか…」

言いながら、吉田先輩はスルスルと細い紐の先を引く。

『…脱、げ…ちゃ…』

引っかかっていた下着の感覚が無くなり、脚の間に微かな空気の流れを感じた私は、思わず強く脚を閉じた。

「……は?……マジかよ…ヤバすぎるだろ、コレ」

先輩は脱げてしまった私の紐パンを自分の制服のポケットに入れた。

「他の奴に見られる前に隠しとくな…」
『…はい、すみません…』
「まぁその、アレだ……事故みたいなモン…だよな」

確かにそうだ。先輩がワザとこんな事をするはずない。
これは事故だと言い聞かせている私の耳元で、吉田先輩は囁いた。

「…でも……ってことはさぁ……ルルちゃん、いまノーパンなの?」


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