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場地さんとマイキーが夢主を取り合う話

第2章 夢主東卍に入る


集合の間私は神社の境内で旗を持っていた。さっきの話を聞いていた皆は微笑ましく見守ってくれたが、中には「足手まとい」とか「何の役にも立たない」と言っている人もいた。(……確かにそうだよね……)私は悲しくなったが、それでもマイキーさんがくれた旗を離さなかった。「はぁ!!?総長が決めたことなら文句言うんじゃねぇよ!」とドラケンさんは言った。「そうだぞ!総長が決めたことに文句言う奴は俺がぶっ飛ばす!!」と場地さんも言ってくれた。(……皆、ありがとう)私は心の中で感謝した。ーーー集会が終わった後、私は千冬さんと場地さんと一緒に帰った。「夢子ちゃん!旗持ちお疲れ様!」と千冬さんが言ってくれた。「ありがとうございます」私がお礼を言うとドラケンさんも言った。「お疲れさん」彼は笑顔で言ってくれた。(……優しい人達だなぁ)と思っていると突然後ろから声をかけられた。振り向くとそこにはマイキーさんが立っていた。「あ!総長さんだ!」私は驚いてしまったが、それ以上に驚いたのは彼以外の東京卍會の幹部だった。みんな慌てて頭を下げて誤っていた。「すんません!総長が決めてることに文句言って!」坊主頭のいかつい人が慌てて言っていた。「俺達知らなくて!」オレンジ色のもさもさっとした髪の毛の人も慌てていた。するとマイキーさんは笑顔で言った。「いいよ!別に気にしてねぇから、、、俺よりアイツに謝ってやれよ?」とマイキーさんは私のほうを見た。「え?」私は驚いてしまった。皆は私に近づいてきた。「ごめんな?総長が決めたことに文句言うつもりはなかったんだけど……ついカッとなっちまって」とオレンジ色の髪の毛の人が謝ってきた。「俺達の部下が済まないことをした」といかつい人も謝ってくれた。(……なんか怖そうな人達だけど、本当は優しい人なんだな)私はそう思った。「いえ!気にしてませんから!」と私が言うと皆はホッとした表情になった。
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