第4章 闇堕ち
俺の人生ってなんなんだろうな、、と。「俺はさ、、、、兄貴に生かされたんだって、、兄貴が俺を生かしてくれたんだって、、、、だから兄貴が死んでも俺が生きてればさ、、兄貴は無駄死にじゃなかったってことだろ?だからさ、、俺さ、、兄貴の代わりに生きようと思ったんだけど、、やっぱ無理だったわ、、兄貴の代わりになんてなれねぇよ、、俺なんかがさ、、兄貴の代わりになんてなれるわけねぇじゃんか、、俺には兄貴の代わりなんて務まらなかったんだよ、、」「そんなわけねぇ!!お前だって、、」三途がそう叫ぶとマイキーは悲しそうな顔をして言った。「……なぁ三途、、俺はさ、、、、兄貴みたいに皆を救いたかったんだ、、兄貴みたいになりたかったんだ、、でもさ、、無理なんだよ。……傷つけることしかできねぇんだ、、俺なんかには、、無理なんだよ」とマイキーは涙を流しながら言った。「それでも、、、、、兄貴は生きてて欲しいんだろうな、、でもさ、、俺もう無理だよ、、ごめんね。俺なんかが兄貴の弟でさ、、ごめんなぁ」と泣きながら言った。「……」と三途は黙り込む。すると、「マイキーさん……」と 夢子は言った。「え? 夢子ちゃん?」とマイキーは驚いた表情をする。マイキーに抱きついたのだ。「……っ!?」彼は驚いて言葉が出ないようだった。「私じゃダメですか?私じゃ力不足ですか?」と彼女が言うと彼は言った。「……いや、そんなこと無いよ……」そして続けた。