第4章 闇堕ち
(どうしたら良いんだろう?)と考えていると彼が話しかけてきた。「 夢子ちゃん♡お願いがあるんだけどさ~聞いてくれる?」と言われ私は笑顔で答えた。「もちろんです!」と言うと彼は私に抱きついてきたのだが、明らかに様子がおかしかった。「俺を終わらせてくれよ……」「え?どういう意味ですか?」と聞くと彼は答えた。「俺を楽にしてくれよ……」と彼は言って、更に強く抱きしめてきた。「俺を殺してくれ……」私は彼がそういうと分かっていた、、、だから私も抱きしめ返した。「嫌です!絶対に殺しません!生きてください!」と言うと彼は泣きながら言った。「頼むよ!もう限界なんだ!」と彼は言ったが、それでも私は彼のことを抱きしめたまま離さなかった。「嫌です!絶対に離しません!」と言って私は彼を抱きしめたまま泣き叫んだ。「俺は!!お前が俺を終らせるまで監禁しちまうぜ!」「え?どういうことですか?」と聞くと彼は泣きながら言った。「俺を殺すまでお前は俺に監禁されたままって意味だよ!さぁ!!外に出たいなら、、、、、俺を殺せ!」「で、、、でも……」と言うと彼は言った。「分かったよ、今は良いよ。でも手遅れになる前に俺を殺せよ?じゃないと、、、、皆も、、、 夢子ちゃんも、、殺しちまうかもな?」と彼は泣きながら言った。「待ってるから、、、、 夢子ちゃんが、、、俺を、、楽にしてくれるのを、、待ってるからさ……」と彼はそう笑顔で言うのだ、、、そう、、笑顔で……。