第4章 闇堕ち
「最近、、、 夢子と会ってねぇな……」と場地が呟くと千冬が言った。「でも、マイキーは『夏休みだから一緒に遊びに行ってるんだ』って電話で言ってましたし、、、 夢子ちゃんも『夏休みだから旅行に行ってる』って言ってましたよ」と千冬が言った。「そうか……なら良いけどよ……」と場地が言うと、今度はドラケンが言った。「でもさ、なんか嫌な予感がするんだよな……だってよ、、、」ーーー「どうしたんだよマイキー?」とドラケンは心配しながら話しかけた。「……なぁ、ケンちんはさ、もし自分が死ぬかもしれないって分かったらどうする?」と聞くと彼は答えた。「そりゃあ死にたくねぇよ!でもな、それでも大切な人の為に命を差し出そうって覚悟はできるぜ」とドラケンが言った。「そっか……ケンちんは強いな……俺はさ、自分が死ぬのは怖くないんだよ……ただ、俺が死んだらアイツが悲しむだろうなって思うと怖いんだ……」と言って彼は悲しそうな顔をした。「それって 夢子のことだろ?」と言うと彼は頷いた。「うん……そうだよ」と答えるとドラケンは言った。「じゃあよ、 夢子の為にも生きようぜ!それにお前が死んだら俺も悲しいしな!」と言うと彼は笑顔で言った。「……ありがとう」と言って二人は笑った。「マイキー、、、なんで急にそんなこと聞いたんだよ?、、、まさか!お前!死ぬ気じゃねぇだろうな!?」とドラケンが聞くと彼は答えた。「大丈夫だよ……俺は絶対に死なねぇから……」と言って笑ったが、その笑顔はどこか悲しげだった