第4章 闇堕ち
翌日、マイキーさんは来なかった為、私は不安になりながらも待っていたのだが夜に突然現れたので驚いた。だが、昨日よりももっと具合が悪くなっているように見えたので心配になり声をかけたら彼は笑顔で言った。「 夢子ちゃん、大丈夫?」と聞かれたが私は答えた。「私の心配より自分の心配をしてください!」と言うと彼は笑顔で言った。「大丈夫だよ♡」と言って私に抱きついてきたが明らかに様子がおかしかったので私は慌てて彼から離れた。「どうしたんですか!?」と聞くと彼は苦しそうにしながら言った。「俺さ……もう長くないみたいなんだよね……」と言われて私は驚いたが、同時に悲しくなった……だが、それ以上に彼が心配だったので声をかけたら彼は笑顔だった……だがその笑顔は無理をしているように見えた。「そんなことないですよ!」と私が言うと彼は言った。「ありがとう……でもさ、自分のことは自分が一番よく分かるんだよ……」と言われて私は何も言えなくなってしまった。私はあの日からマイキーさんを救えると思って一緒にいたけど、彼の闇は深くて底が見えなくて、、、それでも彼に生きて欲しかったので私は必死に考えた。