第4章 闇堕ち
次の日もマイキーさんはきた。だが、彼が優しく接してくれる度に私の彼に対する思いは強くなっていった。(あぁ……この人のことが……)と思うようになっていったのだ。ーーーそんなある日のことだった……いつものように彼が部屋にやってきたのだが様子がおかしかった。「どうしたんですか?」と聞くと彼は笑顔で言った。「ん?別になんでもないよ♡」と言って私に抱きついてきたが明らかに様子がおかしいので心配になったがそれ以上聞かなかった。でもマイキーさんの顔色が悪い気がしたので私は心配になった。「大丈夫ですか?」と聞くと彼は笑顔で答えた。「大丈夫だよ♡」と言って更に強く抱きついてきたが、やはり体調が悪いのか辛そうにしていた……。マイキーさんの腕や足を見ると、この前よりも傷が増えていて痛々しかった。(どうしよう?)と思いながらも私は何もしてあげられなかった……ーーー「アッッッッ!うっッ!」俺は、、拳で自分の頭や足を殴ったり蹴ったりした。「はぁ、、はぁ、、」俺は荒い呼吸をしながら床に倒れ込んだ……。「はぁ、、はぁ、、」俺は呼吸を整えた後立ち上がって鏡を見た……するとそこには血塗れの自分が映っていた……。(あぁ……またやっちゃったな…俺、、、、)と思いながらも俺は、、自分の行動を止めることが出来なかった……。「はぁ、、はぁ、、」俺は再び拳を振り上げた……そしてまた自分に向かって振り下ろす……何度も何度も繰り返した。だが、それでも俺の衝動は収まらなかった。(あぁ!クソッ!なんでだよ!?)と思っていると、、、アイツの顔が浮かんできた……。