第3章 嫉妬そして、誘拐
「アイツって?」と私が聞くと彼は答えた。「場地圭介だよ!」と言われて私は驚いたが、同時に納得した。(だから私を誘拐したんだ……)と思っていると彼が口を開いた。「ねぇ~ 夢子ちゃん♡俺さ、 夢子ちゃんに優しくしたよね?なんでだと思う?」と言われ私は考えたが分からなかったので首を横に振ったら、彼は笑顔で言った。「それはね、 夢子ちゃんが好きだからだよ♡」と言われたが私は信じられなかった。(……嘘だ!)と思っていると彼は続けて言った。「 夢子ちゃん、可愛いよね♡俺さ、ずっと前から 夢子ちゃんのことが気になってたんだよ♡」と言われて私は戸惑ったが、同時に怖くなった。「だからさ~アイツと別れて俺と付き合おうよ♡」「返事は今すぐじゃなくていいからさ♪ゆっくり考えてみてね♪」とマイキーさんは笑顔で言ったが、直ぐに真顔になって言った。「あ、でも、もし断ったら……」と彼は言った。「俺、、、何するか分かんないよ?」と言われた瞬間、背筋がゾクッとして恐怖を感じた。「俺さ~時々自分でも何するか分かんなくなっちゃってさ~だから、 夢子ちゃんのこと傷つけちゃうかもしれないんだよね~」と彼は笑顔で言ったが目は笑っていなかった。(怖い……)と私は思ったが、それでも彼のことが嫌いになれなかった。(どうしたら良いんだろう……?)と考えていると彼は立ち上がって言った。「じゃあまた来るね♡」と言って部屋から出ていった。