第3章 嫉妬そして、誘拐
「ん?ここは?」と私は目が覚めた。周りを見渡すと見慣れない部屋にいた。「そうだ!私、、、マイキーさんに変な薬飲まされて……誘拐されたんだ……」と思い出してゾッとした。下を見ると、車椅子のままで、手を手錠で拘束されていた。足は病気で歩けない為か、足には何も付けていなかった。(どうしよう……)と思っているとドアが開いた。「あ!起きたんだね♡」と笑顔で入ってきたのはマイキーさんだった。私は怖くて震えていると彼は私に近づいてきた。「大丈夫だよ♡何もしないから安心してね♡」と言われたが信用出来なかったので黙っていたら、彼は私の頭を撫でてきた。「怖がらなくていいよ~俺が守ってあげるからさ」と言いながら私を抱きしめてきた。その瞬間恐怖で身体が震え始めたが、不思議と嫌な感じはしなかった。むしろ、安心するような感じがした。「うぅ……怖いよぉ……」と私が言うと彼は優しく微笑んでくれた。「大丈夫だよ♡俺がいるからね♡」と言われた瞬間、何故か私は涙が出そうになったが堪えて下を向いていた。「え!?どこ行くの!?」と言うと彼は笑顔で答えた。「ちょっとお出かけしようかと思ってね♪」と言われ連れていかれた先は大きな建物だった。中に入るとそこには高級そうな家具や装飾品がたくさんあったので驚いたが、それよりも驚いたことがあった。それは、、車椅子のまま入れるエレベーターがあったことだ!私は驚いて彼の顔を見た。「ん?どうしたの?」と言われてしまったので私は首を横に振った。(……なんで車椅子のままでエレベーターに乗れるんだろう?)と不思議に思ったが聞けなかった。