第2章 夢主東卍に入る
「だってさ!可哀想だったんだもん!」と彼は頬を膨らませながら言った。するとドラケンさんも口を開いた。「確かにそうだけどよ、夢子ちゃんは足が不自由なんだから無理させちゃだめだろうが」と言った。それを聞いた私は強面なドラケンさんが心配してくれている事に嬉しくなった。「ありがとうございます!」「無理はしなくてもいいからな!」とドラケンさんは言った。「はい!でも、旗持ちは楽しかったですよ?」と言うと二人は驚いていた。(あれ?何か変な事言ったかな?)と思っているとマイキーさんが口を開いた。「え!?旗持ち楽しかったの?」と聞いてきた。「はい!皆さんが私の為に一生懸命に考えて助けてくれて、嬉しかったです!」と言うと二人は微笑んでいた。「そうか!それなら良かったぜ!」と言うとマイキーさんは私に言った。「でも、無理はするなよ?」と心配してくれた。(優しい人だなぁ)と思っているとマイキーさんが口を開いた。「そういえばさ、夢子ちゃんってバイクの後ろ乗ったことあるのか?」「いや!!マイキー、乗るのも無理だ!」とドラケンさんが慌てて言った。「そうかもね~でも昨日皆がバイクに乗ってるところ見てカッコイイとは思ったけど、、、」「うーん、どうしたらいいかな?」マイキーさんは考え込んでしまった。(……バイクか……乗ってみたいなぁ)と思っているとドラケンさんが言った。「走るのは無理かもしれないけど、またがるだけならできるんじゃないか?」それを聞いて私は嬉しくなった。(やった!)と思っていると、「そうだな!それなら大丈夫かもな!」とマイキーさんも言ったので私は笑顔になった。「危険じゃねーのか?」「そうですよ!夢子ちゃんが怪我したら大変ですよ!」と場地さんと千冬さんは心配していたが、「大丈夫だろ!またがるだけなら!」とマイキーさんも言った。「そうか!じゃあ、夢子ちゃんまたがってみるか?」と場地も言った。「いいんですか?」と私が聞くと三人は笑顔で頷いてくれたので私は嬉しくなった。