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The usual one【ヒロアカ中心】

第6章 ブルーベリー・ナイツ(切島鋭児郎)


 「濡れてない……っあ!?」
 いきなり秘所に指を挿入されて、ビクっと身体が跳ねた。
 「やっぱ濡れてんじゃねぇか。俺の指、すぐ入ったぜ?」
 ニヤっと笑われて、指を抜き差しされるとすぐに部屋にはくちゅくちゅといやらしい音が響く。
 「あ、はぅっ、やっ、だ……も、これ以上は……!」
 「説得力ねんだよ、テメェは。あんあん言ってる癖に、やだってか?馬鹿じゃねぇのか」
 指を2本に増やされて、中でぐいっと曲げられて私の視界はチカチカとしてくる。

 だめだ。

 わたし、もう……

 「あぅ、んっ……っは、やら、も、イっ、く……!」
 「おい、何1人でイこうとしてやがんだ」

 私の中から、指がずるっと抜かれた。

 「は……え、なんで……」
 「なんで、だぁ?溜まってんのは俺なのに、何でテメェが気持ち良くなっとんだ」
 爆豪くんは、性急にズボンを脱ぎ去ると凶暴な程大きくなったモノをあてがってきた。
 「や、待っ……っ、やあぁぁあんっ!」
 「っせぇな!」
 私を一気に貫いた爆豪くんが、手で口を塞いできた。

 「テメェの声なんざ、どうでもいんだよ」

 そして、予告もなくガツガツ腰を打ち付けられる。

 「ん!んぅ、ふぅっ……ん~~~っ!」

 口を塞がれて吸える息が少なくて、苦しい。
 考えれば考える程、何でこうなったのかが分からない。
 どうして……?

 「ふぁ、んっ、ぅ……んんんぅっ!」
 「は……っく……うっ……!」
 ぶるっと身震いをした爆豪くんが、私の中に全部欲を吐き出した。

 「ん……はぁっ……は……」
 身体がびくびくと震えてる。
 私も、しょうもない事にイってしまったみたいだ。

 私から身体を離した爆豪くんが、ベッドサイドのティッシュを取ると、装着していたゴムを取った。

 あ……
 避妊は、しててくれたのね、一応。
 ごめん気付かなかった……

 「あ、あの……」
 私が恐る恐る口を開くと、爆豪くんはティッシュをぽいっと私に放り投げた。
 「拭いたら、帰れ」
 とだけ言って、ベッドに寝転がった。

 すると、程なくして爆豪くんはすぅすぅと寝息を立て始めた。

 ね、寝た……!

 こ、こいつ……何考えてんだ!
 私はお前の性欲処理機じゃねえぞ!

 …………

 もしかしたら、この後何か変わるのかも……
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