第6章 ブルーベリー・ナイツ(切島鋭児郎)
「彼女帰ってきたらどうすんの!?何考えてる?誤解されるよ!?」
「……今、海外出張行ってっから、来週まで帰って来ねぇよ」
あ……ひとまずよかった。よくない気もするけど。
「へー、彼女出張ね、寂しいねー」
私が棒で言うと、意外にも爆豪くんは照れ臭そうに「ああ」と言った。
へー、彼女の事、めっちゃ好きやんコイツ。
あーあ、この繊細暴君の爆豪くんにすら彼女がいる時代よ?
私にも、誰か…………
そう思った瞬間、私の視界は真っ白な天井を向いていた。
よく分かんないけど、爆豪くんに押し倒されていた。
「ちょ、なに……」
「溜まってんだよ」
「はぁ?」
溜まっ……て……
って……えええぇぇえ!?
何言ってんだコイツ!
「ヤらせろよ」
はあぁぁあ!?
「いやいやいや、たんま!彼女とシて!お願いだから!」
爆豪くんの胸を押すけどビクともしない。
「分かんねぇ奴だな!今出張行ってて居ねぇから、溜まってんだっつってんだろが!」
こいつクズやん!
私は、昨日酔い潰れた自分を心底恨んだ。
「ま、待って……」
「待たねぇよ」
そう言った爆豪くんが、私の鎖骨を服の上から甘噛みした。
「きゃ!……あ……そんな、とこ噛まないで……!」
ここの所、随分ご無沙汰だったからか、ちょっとの刺激でも身体は反応してしまう。
「ンだよ、感じてんじゃねぇか」
「そ、そんなわけ……」
あった。
鎖骨から、熱がじんわりと私の身体を侵食していく。
そして、服の上から胸を掴まれて揉みしだかれる。
「ん!……あっ、ぅん……っ……」
「声、変わったなァ?感じねぇとか強がっても、無駄だろ」
「っ爆豪くん、これ以上は……っあ!」
爆豪くんの手が、スカートの中に入ってきた。
そして、際どい所をすりすりと撫でられる。
ちょっと待ってよ……
何で、こんな事に……
「ぁん、っ、も、だめ……だってばぁ……!」
抵抗しようと爆豪くんの腕を掴むけど、やっぱりビクともしない。
どうしよう。
こんな……
「素直じゃねぇのは口だけだな?あ?」
ショーツをずらされて、つぅっと秘所をなぞられる。
「あ!っや、そこ、触っちゃ……ホントに、わたし……」
「濡れてんぞ」
そう言われて、顔がかぁっと熱くなる。