第7章 夢中(相澤消太)
うっ!
そ、それって……
「今ここで、言う……?」
もう、水が出っぱなしなのを忘れていた。
「あの、私食器洗いたい……」
「俺が後で洗っとく」
うなじにキスされて、ちゅうっと吸われる。
「……っ……」
手に持っていたスポンジが、ぽとっとシンクに落ちた。
「痕つけちゃ、だめ……っ……」
「髪の毛で隠せば見えないだろ」
そういう問題じゃ、ない……
「それより繭莉、水勿体ない」
慌てて泡の付いた手を流して、水を止める。
「もう、消太の所為だからね……水道代」
私がむくれるのも消太は無視して、Tシャツの中に手を這わせる。
「……あっ……」
ブラジャーの上から胸を揉まれて、人差し指で乳首をカリっと引っかかれる。
「やぁ!しょぉ、た……っ」
さっきシたばかりで敏感になっていたのか、少しの刺激でも身体がびくびくと震えた。
「また乳首立ってんな。……こっちは?」
消太の右手が、ショーツの中に滑り込んできてもう充血していた淫芽を擦り上げた。
「あっ!そこ触っちゃ……だめ……!」
「……やば……」
服越しに、お尻に消太の大きくなったモノをぐりぐりと擦りつけられて、何だかこっちまで変な気持ちになってくる。
思わずシンクの縁に掴まると、指がぬぷっとナカを押し広げるように2本入ってくる。
「ぁうっ、また……!」
後ろから指を入れられると、いつもと感覚が違くてこれはこれで気持ち良くなってしまう。
「……そう言えばここ、好きだったよな?」
私の弱い所をトントンと突かれて、背中がピンと反った。
「や、あぁっ!やなの、そこっ……変、なっちゃう……!」
くちゅっくちゅっとやらしい音がキッチンに響いて、暫くは料理する時思い出してしまうかも……なんて変な妄想をしてしまった。
「あっ、はぅ……っ、くちゅくちゅ、やだぁ……っ!」
「なんで、」
「だって、イっちゃ、う、からぁ……!」
だめ。
こんなの、またすぐイかされちゃう……!
そう思った時、指がズッと抜かれて、代わりに消太のガチガチに勃ったモノが後ろから私の中に一気に入ってきた。
「ひ、あぁぁうっ!あ、ぁ……!」
「っ、いきなりだったな……すまん」
「っだ、だいじょ、ぶ……」
私がそう言うと、律動が開始される。
「はっ、あ、あ、んぁっ、あ!」