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The usual one【ヒロアカ中心】

第7章 夢中(相澤消太)


 「なんか、何だよ」
 そう聞かれて、つい自分が思っていた事を口に出していたと気づく。
 「な、なんでも、ない……っ」
 「ヘンな事、考えてたんじゃないだろうな」
 消太の腰の動きがどんどん速くなって、もう私は快楽の波に飲まれるしかなくなっていた。
 「あ、あっ、ちが……考えて、ないよぉ……!」
 「っは……嘘、吐くなよ」
 まるで、子宮を抉るみたいに奥を突かれて眩暈がしそうになる。
 「ひっ、あ、それっ、やだぁ!消太っ、また、イっちゃ……」
 「お前、っ、今日、感じやすすぎだろ……!」
 そう言った消太のが、私の中でビクビクと脈打ってもうすぐ彼もイきそうなんだと悟る。
 「ん、あ、あっ、も、イっく……っああぁん!」
 「!……っく……」
 ゴム越しに、私の中でドクドクと消太の精液が出されるのを感じた。

 「……っは、はぁ……っ」
 「……っ……」
 消太は、私の中からずるっと男根を抜くとゴムを外してティッシュでそこを拭った。
 そして、ズボンを上げると私の頭をひと撫でした。
 「繭莉、飯にしよう。……いい加減腹減った」
 「……うん……」
 「落ち着いたら来いよ。先にレンジ、入れとくから」
 私のおでこにちゅっとキスをすると、消太はベッドから降りてリビングに向かって行った。

 私、何だかもう、落ち着いてご飯なんか食べれないかも……

 そう思いながら、私はいそいそと服を着始めた。




 「……はぁ、ごちそーさまでした!お腹いっぱい!」
 「トマトのあれ、美味かったな」
 「そう?じゃあまた作るよ」
 食べ終えた食器をまとめて、シンクのあるキッチンへと向かう。
 「手伝うよ」
 消太も大皿を何枚か重ねて持って来てくれた。
 水道を捻って、水を出す。
 「あ!そういえばさ、私の友達の優愛、覚えてる?えっと、前に山田さんと4人で飲んだでしょ?なんかねぇ、また山田さんに会いたいって言ってたよ」
 スポンジに洗剤をつけながら言った。
 「山田に?」
 「うん、そう。……優愛、山田さんの事気になってるのかもねー」
 スポンジをクシュクシュと揉むと、泡がもくもくと出てくる。

 さ、洗お。

 そう思った次の瞬間、消太に後ろから抱きしめられた。

 「え、消太?」
 「……足りないんだよ」
 「なに?ご飯足りなかった?」
 「1回じゃ、足りないっつってんだろ」
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