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夢主の家族の問題を三ツ谷が助けようとしてくれる話

第2章 悪夢


「ん?」玄関の方からお父さんの声が聞こえた瞬間私の体がビクッと震え始める。「あ、帰ってきたみたい……」私は恐怖で手が震えてしまう。すると突然彼が私を抱きしめてきた。「……え?」私は驚いて彼の顔を見る。「大丈夫だ……俺がそばにいるから」彼は真剣な眼差しで私を見つめて言うのだった。「……ありがとう」私は少し安心しつつ返事をするとお父さんが部屋の前まで来る足音が聞こえてくる。ガチャリと扉を開ける音がしてお母さんの声が聞こえる。「あなた!お帰りなさい」「あぁ……」お父さんは不機嫌そうな声で答える。そして私の部屋の前で止まると突然怒鳴り始めた。「おい!夢子!お前またあの家に遊びに行ってたのか!?」私は思わずビクッとして震える。すると、彼は私を庇うように前に立つ。「はい、そうですが何か問題でもあるんですか?」三ツ谷君は冷静な口調で言う。お父さんはさらに怒り始める。「あぁ?お前何様のつもりだ?」「俺たちは恋人です。だから、別に遊びに行くくらい良いじゃないですか」彼は堂々と言う。
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