• テキストサイズ

夢主の家族の問題を三ツ谷が助けようとしてくれる話

第2章 悪夢


ピンポーン!と玄関のチャイムが鳴る。「あ、きた!」私は玄関に向かい扉を開ける。そこには彼が立っていた。「よお、来たぞ」彼は笑顔で私に挨拶する。私もまた笑顔で返すのだった。「うん!上がって!」私は彼を家に招き入れる。「お邪魔します……」彼は少し緊張しながら入ってくる。「はい、どうぞ!ここが私の部屋だよ」私は部屋に案内すると彼は部屋を見渡しながら言う。「へぇ~なかなかいい感じの部屋じゃねえか!」彼は目を輝かせていた。「えへへ、そうかな?ありがとね」私は照れ臭そうに笑う。「…あ、そういえばさ……お前ん家に来た時なんか親父さんに言われなかったか?」彼は突然真剣な様子で聞いてくる。「まだ家に帰ってきてないからわからないよ……多分大丈夫だと思うけど」私は不安になりながらも答える。「……そうか、でもなんか嫌な予感がすんだよな……」彼は深刻そうな表情で言う。「えっ!?どういうこと?」「俺はお前がひどいめにあうんじゃないかって心配なんだ」彼は真剣な表情で言う。「っ!……大丈夫だよ!だって三ツ谷君がいるし、お母さんもいるから……」私は不安になりつつも笑顔を作って答えるのだった。「……あぁ、そうだな!」彼は笑顔で答えてくれたがどこか悲しげに見えたのだったーーーそれから、しばらくの間お話をしているといよいよお父さんが帰ってくる時間になった。「あ、そろそろお父さんが帰ってくるから……またね!」私は慌てて玄関まで送ろうとするが、そこで彼に腕を掴まれる。「え?」私は驚いて彼の顔を見る。「……俺やっぱりお前が心配だ!」彼は真剣な表情で言う。「お父さん遅いからまだ帰ってこないよ……ねぇ、大丈夫だよ。」私は笑顔で言う。「でもよぉ………俺……」「あなたはルナちゃんとマナちゃんがいるし……私は一人でも大丈夫」「っ!」彼は驚いた表情を浮かべる。「……だから、心配しないで」私は笑顔で言うが内心は不安でいっぱいだった。「でもよ……」彼はまだ納得していない様子だった。
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp