第37章 嵐の予感と「お仕置き」
不死川兄弟との絆に感動していたのも束の間。
嫉妬に火がついた水柱と霞柱、そして「面白そうな騒ぎ」を嗅ぎつけた祭りの神が、事態をさらなる混迷へと叩き込んだのだ。
「……不死川たちの騒々しい愛に疲れただろう。俺が癒やしてやる」
「そうだよ。あんな野蛮な人たちより、僕たちの方が君を気持ちよくしてあげられる」
義勇さんと無一郎くんは、実弥さんたちの怒号を無視して、私を蝶屋敷の奥にある「開かずの間」へと連れ去った。
内側から鍵をかけ、逃げ場を失った私。
義勇さんが背後から私を包み込み、冷たいはずの指先で熱く肌をなぞる。
「俺は……言葉が足りないと言われる。だが、この指が君に触れる熱さは、誰よりも雄弁なはずだ……」
「……義勇さんの話はいいよ。ねえ、僕を見て」
無一郎くんが私の膝に割り込み、潤んだ瞳で私を見上げる。
「君の意識を、僕と義勇さんだけで塗り潰したい。……他の誰のことも思い出せなくなるくらいに」
静かに、けれど逃げ場のない二人の「共同戦線」。
交互に、あるいは重なり合うように注がれる洗練された愛撫に、私は息を継ぐ暇もなく、甘い地獄へと引きずり込まれていく。
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