第30章 秘薬の誤算、そして「獣」たちの目覚め※微裏閲覧注意※
「おい……逃げるなよォ、……」
不死川さんが、野獣のような低い唸り声を上げ、私の背後に立ち塞がった。
その瞳には、もはや「理性」の欠片も残っていない。
「よもや、よもやだ……! 我慢という言葉を、俺の脳が拒絶している!!」
煉獄さんが、爛々と輝く瞳で私を抱き寄せました。
「派手に……全部奪わせてもらうぜ……」
宇髄さんが、荒い吐息と共に私の服に手をかける。
薬によって「抑制」を司る理性のリミッターが完全に外れた彼らは、もはや一人の淑女を労わる剣士ではなく。
ただ、愛しい獲物を貪り尽くそうとする、本能に忠実な「獣」そのもの。
「ひゃ、ひゃあぁぁ! しのぶさーん! 助けてー!」
「ごめんなさい、さん! 私も捕まりそうですぅ!」
しのぶさんもまた、同様に獣化した義勇さんたちに囲まれ、逃げ場を失っていました。
その夜、産屋敷邸から響き渡ったのは、これまで以上に激しく、甘く、そして絶望的なまでに濃密な、の「嬉しい悲鳴」。
一晩中、代わる代わる、あるいは同時に襲いかかる獣たちの情熱に、私の意識は何度も真っ白に塗りつぶされ、朝を迎える頃には、もはや名前を呼ぶ声さえ枯れ果てていた。
*