第25章 逃げ場のない目覚め※微裏閲覧注意※
「義勇さん……」
私が彼の背中に手を回すと、義勇さんは堰を切ったように、私の唇を深く、奪うように塞ぐ。
それは「凪」とは程遠い、荒れ狂う嵐のような口づけで。
「……義勇さんだけずるい。僕だって、まだ満足してないのに」
無一郎くんが背後から私の首筋に吸い付き、独占欲を誇示します。
「冨岡さん……。あなたの気持ち、痛いほど分かります。……なら、今夜は、俺たち三人でを愛しましょう」
炭治郎くんが、少しだけ覚悟を決めたような、色気のある瞳で義勇さんを見つめた。
義勇さんは一瞬目を見開いたが、やがて静かに頷き、私の耳元で低く囁く。
「……許せ。今夜は、寝かせない」
夜が明ける頃。
疲れ果てて眠る私の傍らで、三人の男たちは奇妙な連帯感の中にいた。
「……冨岡さん。もう、一人で抱え込まないでください」
炭治郎くんの言葉に、義勇さんは少しだけ照れくさそうに視線を逸らし、私の髪を優しく撫でた。
「……ああ。……お前たちの気持ちが、今なら分かる。この女は、一人では守りきれぬほどに……愛おしすぎる」
「これからは、四人だね」
無一郎くんが満足げに微笑み、私の手を握り直した。
一人の少女を、三人の最高峰の男たちが共有し、守り、愛し抜く。 平和になった世界で、私の「嬉しい悲鳴」が止む日は、当分やってきそうにありません。
炭治郎くんの誠実で力強い愛撫、無一郎くんの執拗で計算高い攻め、そして義勇さんの、堰を切ったように溢れ出した重厚で狂おしいほどの情熱。
三人の異なる「愛」の重圧に、私の意識は何度も遠のきかける。
「義勇さん、そこ、だめ……っ! 炭治郎くん、無一郎くん……っ!」
私の嬉しい悲鳴は、三人の男たちの低い吐息と重なり合い、部屋の中は文字通り「愛」の暴力とも言えるような濃密な熱に支配されていくのであった。
*